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「できる」ことより、「楽しむ」こと。私たちがエンタメを通して育みたい、たった一つのもの

1月16日
読了時間: 2分

「できるようにならなければ」というプレッシャーは、ときに、楽しむという純粋な喜びを奪ってしまいます。ダンスも、演劇も、あるいは新しい言語の習得でさえも、本来は心を豊かにしてくれるもののはず。もし、そのプロセスそのものを味わい、小さな成功を積み重ねることだけに集中できたなら、私たちの内側で何が育っていくのでしょうか。これは、エンターテイメントが持つ、もう一つの可能性の物語です。


エンターテイメントと聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?

その言葉は、人々を魅了し、感動させ、楽しませるすべてのことを指すと言います。私たちはその力を借りて、「エンタメ療育」と呼ぶ新しい学びの場を育んでいます。具体的には、ダンスや演劇、あるいは落語、英語、プログラミングといった多様なツールを用いています。

ここで大切なのは、私たちの目的が「ダンスや演劇ができるようになること」ではない、という点です。私たちが目指しているのは、エンターテイメントというツールを使い、そのプロセスを楽しみながら、子どもたちが生きていく上で大切な力を自然と育んでいくことです。

たとえばダンスなら、ただ振付を覚えるのではなく、自分の体をどう動かせばいいのかを知るきっかけになります。演劇であれば、相手役の友達と関わる中で、楽しみながらコミュニケーションの術を学んでいける。私たちは、エンターテイメントを、そうした学びのための「ツール」として捉えているのです。

だからこそ、「できるようにならなきゃいけない」という考え方は、ここにはありません。むしろ、私たちが何よりも大切にしているのは、そこに至るまでの「過程」そのものです。

私たちのプログラムは、すべてがスモールステップで構成されています。一つひとつの小さな課題をクリアしていく中で、子どもたちはたくさんの「できた!」という成功体験を重ねていきます。その一つひとつの成功が、やがて大きな自信となり、自己肯定感を豊かに育んでいくと、私たちは信じています。

エンターテイメントは、誰かと競い合うためだけのものではありません。それは、自分自身と向き合い、他者と繋がり、そして何より、自分を好きになるための、最高の冒険になり得るのです。その楽しさの中でこそ、人は最も深く、豊かに成長していけるのかもしれません。

 
 
 

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