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ラフ大の一日:体を動かすことから始まる学び

一日がうまく始まらないとき、必要なのは根性ではなく、体を起こすための小さな儀式なのかもしれません。背筋を伸ばし、汗をかき、声を出し、誰かと同じ空間で動く。そのたった1時間が、働くこと、学ぶこと、自分を整えることの土台になるとしたら、毎日は少し違って見えてきます。


ラフ大の一日:体を動かすことから始まる学び

4月にスタートしたラフ大について、「具体的にどんなことをしているんですか?」「一日の流れはどんな感じですか?」という質問をいただくことが増えてきました。

ラフ大の特徴はいくつかありますが、その中でも大きな柱のひとつが「運動」です。

ただの準備運動ではありません。

一日の最初に、しっかり体を動かす時間をつくること。

ここに、ラフ大らしさがあります。

多くの事業所では、朝にラジオ体操のような軽い体操を取り入れているところがあります。体を少し起こしてから、作業に入りましょう、という流れです。

それ自体も、とても大切なことです。

でも、ラフ大ではもう一歩踏み込みます。

普段のトレーニングやレッスンでも行っているように、ダンスや演劇を約1時間かけて行います。汗をかくくらい体を動かし、同時に頭も使う。前頭葉を働かせながら、声を出し、表情を使い、身体全体で表現する。

終わった頃には、自然と「はぁー」と息が出るような状態になります。

それを、ラフ大では毎朝行います。

これは、単に体力をつけるためだけではありません。

運動習慣を身につけること。

体型維持や身だしなみへの意識を育てること。

そして、週5日、体と脳をしっかり使うことで、自分自身の基礎ベースを上げていくこと。

この「基礎ベースを上げる」ということが、とても大切です。

何かを学ぶ前に、まず自分の状態を整える。

仕事に向かう前に、体と頭を起こす。

生活のリズムをつくり、自分の中にスイッチを持つ。

ラフ大の朝の1時間は、そのための時間です。

働く力は、机に向かう前の「自分を整える力」から始まる。

しっかり運動した後は、作業のトレーニングやビジネスのトレーニングに入っていきます。

ここでも、ラフ大ならではの方法があります。

たとえば、ビジネスのトークスクリプトを学ぶとします。一般的には、テキストを読んで覚えたり、声に出して練習したりすることが多いかもしれません。

でもラフ大では、それを演劇を通して行います。

役を演じながら、仕事で使う言葉や対応を練習していく。

ただ暗記するのではなく、実際にその場面に入ってみる。

相手がいて、自分がいて、言葉が生まれる状況を身体で体験する。

そうすることで、仕事モードとオフモードの切り替えが少しずつできるようになっていきます。

これは、社会に出て働くうえでとても重要な力です。

家にいるときの自分。

友達といるときの自分。

仕事をしているときの自分。

どれも同じ自分ですが、場面によって必要な振る舞いや言葉づかいは変わります。その切り替えを、頭だけで理解するのではなく、演じながら体で覚えていく。

演劇には、その力があります。

仕事モードは、気合いで入るものではなく、練習によって切り替えられるものです。

午後には、パソコンスキルや資格取得に向けた学習にも取り組んでいきます。

ラフ大という名前の通り、イメージとしては学校に近いかもしれません。学校では、1限目が体育、2限目が算数、3限目が別の授業、というように、時間ごとに内容が分かれています。

ラフ大学も同じように、一日の中にいくつかの学びの柱があります。

身体を動かす時間。

演劇を通してビジネスを学ぶ時間。

作業のトレーニングをする時間。

パソコンや資格取得に向けて取り組む時間。

その中に、運動がしっかり組み込まれていることが重要です。

なぜなら、運動があることで生活にメリハリが生まれるからです。脳の切り替えがしやすくなり、体も整っていく。朝から同じ姿勢でただ座るのではなく、まず体を動かすことで、その後の学びや作業への入り方が変わってきます。

これは、単なるカリキュラムの一部ではありません。

ラフ大が大切にしているのは、「働くための準備」をもっと広く捉えることです。

パソコンができる。

資格を取る。

ビジネスマナーを覚える。

もちろん、それらは大切です。

でも、それ以前に、朝起きて、体を動かし、頭を働かせ、人と関わり、自分の状態を整えること。それもまた、働くための大事な力です。

そして、その力は一日で身につくものではありません。

毎朝、同じように体を動かす。

毎日、少しずつ自分のスイッチを入れる。

繰り返しの中で、生活の土台ができていく。

ラフ大では、その土台づくりを大切にしています。

「こういう事業所があったらよかったですよね」

そう言われるような場所を、実際につくっていきたいと思っています。

ただ作業をするだけの場所ではなく、ただスキルを学ぶだけの場所でもない。体を整え、心を切り替え、表現を通して社会とつながる練習をする場所。

朝の1時間のダンスや演劇は、その象徴です。

一日は、ただ始まるものではありません。

どう始めるかで、その後の時間の質が変わります。

だからラフ大では、まず体を動かします。汗をかき、声を出し、脳を起こし、自分のスイッチを入れる。

そこから、学びが始まります。

そこから、仕事への準備が始まります。

そしてそこから、自分自身の基礎ベースを少しずつ上げていく一日が始まるのです。

 
 
 

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