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止まるために必要なもの——体幹と意識のあいだ

動いて、止まる。そのたった一瞬の間に、私たちは自分の身体のすべてを使っている。けれどそれは、力任せに踏ん張ることではない。息を吐きながら、体幹に意識を集めて、静かに自分を支えるューは多い。けれど大切なのは、ただ鍛えることではなく、体幹を使う意識を身につけることだ。技をしっかりくっつけるようにする。膝を見てほしい。二年生が三点倒立をしているとき、片足を自転車のように動かしながら、もう片方の足を外す。その瞬間、バランスが崩れかける。体幹がなければ、倒れる。けれど体幹を意識して、フーッと息を吐きながら止まれば、身体は静止する。

動いて止まる。その「止まる」という瞬間にこそ、体幹の力が試される。

続いて、デベロップ。バランスボールの上に乗りながら、身体を伸ばす。これもまた、体幹を使えない子は落ちてしまう可能性がある。だから私たちは、必ず後ろにサポートの先生を配置する。落ちないように支える。それは甘やかしではなく、安全の中で挑戦させるための仕組みだ。

子どもたちは楽しそうに笑いながら、何度もバランスを崩し、何度も立て直す。その繰り返しの中で、身体は学んでいく。どこに力を入れるべきか。どこを緩めるべきか。そして、どこに意識を向ければ、止まることができるのか。

体幹とは、中心だ。

それは筋肉の話だけではない。自分の身体の芯を感じること。そこに意識を集めること。そしてその意識を持ったまま、動き、止まり、また動くこと。

私たちが目指しているのは、ただ強い身体ではない。自分の身体を知り、使いこなし、信頼できる身体だ。そしてその過程で、誰かが後ろで支えてくれていることを知る経験も、同じくらい大切だと思っている。

落ちそうになっても、誰かがいる。だから挑戦できる。そうやって育まれる信頼と勇気が、やがて彼らの体幹そのものになっていく。

 
 
 

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