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療育現場のチームビルディング

かつて、すべての道を一人で切り拓かなければならないと信じていた時期がありました。自分が一番速く、一番うまくやれる。そう信じ込み、息を切らしながら走り続けていました。しかし、ある時ふと気づくと、私の後ろには道ができていて、そこを一緒に走ろうとしてくれる仲間たちがいたのです。彼らが「そこ、僕たちがやります」と、私の肩から重荷を下ろしてくれたとき、一人で走り続けることの意味を、そして「チーム」という言葉の本当の温かさを知りました。


「ありがとう」が生まれる場所

少し前まで、私は会社のすべてを自分でやらないと気が済みませんでした。問題が起きれば対処し、新しいルールを作り、SNSでの発信も、録音から編集、記事の執筆まで、すべて一人で抱え込んでいました。それが自分のやり方であり、それで会社は成長してきたのだから、それでいいのだとさえ思っていました。

しかし、会社が大きくなるにつれて、それでは立ち行かなくなります。私たちは今、組織としてより強くなるために、新しい体制を築いている最中です。部長や課長といった役職を設け、手当などの制度を整え、誰もが公平に、そしてチームとして力を発揮できる環境を作ろうと試みています。

そんな変化の中で、嬉しい兆しが見え始めました。私がいつものように山積みのタスクを片付けようとしていると、部長や課長たちが「社長、それは僕がやっておきますよ」「その仕事、こちらで引き取ります」と、ごく自然に声をかけてくれるようになったのです。彼らは、私が抱え込んでいるものを、自らの役割として引き受けようとしてくれている。その言葉と行動が、どれほど心を軽くしてくれたか、言葉にできません。

特にSNSの発信は、その象徴的な出来事でした。今までは、こうして一人で考え、録音したものを、夜な夜な自分で編集し、文章を書き、各プラットフォームに投稿していました。しかし今では、録音データを共有フォルダに入れるだけでいいのです。そうすると、メディアチームがすぐさま動き出し、編集から投稿まで、すべてを担ってくれるようになりました。私がやるべきことは、自分の想いを、こうして声に乗せて語ることだけ。信じられないような変化です。


かつては、私が先頭を走り、「これからやるぞ!」と皆を引っ張っていくスタイルでした。しかし今は違います。「みんなでチームとして進んでいこう」という空気が、会社全体に満ちています。誰かが私の荷物を持とうとしてくれる。その一つひとつの行動が、何よりの励みになっています。

「人生、楽ありゃ苦もあるさ」とよく言いますが、私は「困難があるからこそ、『有難う』が生まれる」と教わってきました。難しいことがあるからこそ、人の助けが身に染み、心からの感謝が湧き上がってくる。だから、目の前に困難が立ちはだかっても、それは新しい「ありがとう」に出会うための機会なのだと、前向きに捉えることができます。

一人で走り続けることをやめた今、私の周りには、頼もしい仲間たちがいます。彼らへの感謝を胸に、私たちはチームとして、これからも前に進んでいきます。

 
 
 

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