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演劇療育でのオーディションが教えてくれた、自己発信の力
誰かに選ばれる場面では、能力だけでなく、「私はここで何をしたいのか」を自分の言葉で伝える力が問われます。けれど、その力は最初から上手にできる人だけのものではありません。緊張して、言葉が詰まって、それでも少しずつ前に出てみる。その積み重ねの中で、熱意はただの気持ちから、相手に届く考えへと変わっていきます。 就職に向けた自己発信について、最近あらためて考える機会がありました。 先日、外資系企業の障害者雇用に関する勉強会に参加しました。そこで印象に残ったのは、やはり「発信すること」の大切さでした。ただ準備をするだけではなく、緊張感を持って、自分の考えを相手に伝えること。その重要性を強く感じました。 もうひとつ、人事の方の言葉で心に残っていることがあります。 採用するかしないかを考えるとき、もちろんスキルや条件も見られます。でもそれ以前に、その人に熱意があるか。そして、自分なりの考え方を持っているか。そこがとても大事だという話でした。 つまり、「働きたいです」だけでは足りないのかもしれません。 自分はなぜ働きたいのか。どんなことをやりたいのか。どんなふう
3 日前
力を教える前に、感覚を育てる療育
子どもが「そんなつもりじゃなかった」と言うとき、大人はつい「もっと優しく」と言いたくなります。でも本当は、その子は優しくしたくないのではなく、自分の力が相手にどう届いているのかをまだ感じ取れていないだけかもしれません。力加減は、言葉で教えるものというより、身体で少しずつ覚えていくものなのだと思います。 トレーニングの中で、「うまくいった対応事例」や「成功事例」をご紹介します。 その中でもよく出てくるのが、力加減に関する相談です。 本人にはそんなつもりがないのに、相手から見ると強く叩いてしまっている。遊びのつもりなのに、押し方が強すぎる。声をかけても、なかなか調整ができない。 大人からすると、「もう少し優しく」「力を抜いて」と言いたくなる場面です。 でも、そこで見落としてはいけないことがあります。 力をコントロールできない子どもは、単に乱暴にしているわけではありません。多くの場合、その前段階として必要な身体の感覚や、簡単な機能の使い方がまだ育ちきっていないことがあります。 つまり、力加減を学ぶには、まず「自分の力がどれくらい出ているのか」を感じる経
4 日前
挨拶は、療育トレーニングの最初の一歩である
練習は、最初の動きから始まるのではない。実はその前に、もう始まっている。相手の目を見て、声を出し、「よろしくお願いします」と伝えるその一瞬に、その人の姿勢も、集中も、場への敬意も表れる。技術を磨く前に、まず整えるべきものがあるのだと思う。 挨拶は、トレーニングの最初の一歩である 今日のトレーニングでも、最初に必ず確認したいことがある。 それは、レッスンメニューの内容や目的だけではない。 何のためにこの練習をするのか。 どういう状態を目指しているのか。 そして、その時間をどんな姿勢で始めるのか。 そのすべては、最初の挨拶に表れる。 「よろしくお願いします」 たった一言かもしれない。 でも、その一言をどう言うかで、その後の空気は大きく変わる。 声がしっかり出ているか。 相手に届く言葉になっているか。 体だけではなく、気持ちもその場に向いているか。 挨拶がしっかりしているだけで、場が締まる。 反対に、挨拶がだらっとしていると、その後にどれだけ良い練習をしても、どこか芯が抜けてしまう。 技術の練習に入る前に、まず姿勢が見えてしまうのだ。...
5 日前
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