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ちゃんと言葉を届ける:遊びが教えてくれること
人に言葉を届けるのは、思っているよりむずかしい。目の前にいるのに届かないことがあるし、見えていない相手ほど、こちらの曖昧さを見抜いてしまう。ある日の練習で、私は「後ろにいる人」に向かって「おーい」と声をかけることになった。たったそれだけで、コミュニケーションの骨格が露わになった。 最初に学ぶのは、向きだ。相手に言葉を届けたいなら、まず身体を相手に向ける。目線を合わせ、顔を上げる。簡単なことのはずなのに、この最初の一歩が弱いと、どれだけ立派な言葉を用意しても半分しか届かない。 「おーい」と呼びかける練習から始める。正面にいる人へ「おーい」。それだけで違いがわかる。見ているから伝わる。視線と身体が、声の通り道をつくる。ここで大事なのは、声量より「向き」の確かさだ。 次に、背中の奥へ声を届ける。相手が後ろにいるとき、声は宙に散りやすい。そこで「指定された人」に向けて、「背中の奥」に向かって声をかけるイメージを持つ。単に大きく叫ぶのではない。相手の気配に楔を打つように、まっすぐ通す。身体の向きを少しだけ調整し、胸の中心を相手へ寄せる。声は喉だけのものでは
4月13日


4/1から新しい先生が増えました✨
https://youtube.com/shorts/UGxTK1mgqFg?si=3lw1nPzzdDV11T01
4月11日
止まるために必要なもの——体幹と意識のあいだ
動いて、止まる。そのたった一瞬の間に、私たちは自分の身体のすべてを使っている。けれどそれは、力任せに踏ん張ることではない。息を吐きながら、体幹に意識を集めて、静かに自分を支えるューは多い。けれど大切なのは、ただ鍛えることではなく、 体幹を使う意識を身につけること だ。技をしっかりくっつけるようにする。膝を見てほしい。二年生が三点倒立をしているとき、片足を自転車のように動かしながら、もう片方の足を外す。その瞬間、バランスが崩れかける。体幹がなければ、倒れる。けれど体幹を意識して、フーッと息を吐きながら止まれば、身体は静止する。 動いて止まる。その「止まる」という瞬間にこそ、体幹の力が試される。 続いて、デベロップ。バランスボールの上に乗りながら、身体を伸ばす。これもまた、体幹を使えない子は落ちてしまう可能性がある。だから私たちは、必ず後ろにサポートの先生を配置する。落ちないように支える。それは甘やかしではなく、安全の中で挑戦させるための仕組みだ。 子どもたちは楽しそうに笑いながら、何度もバランスを崩し、何度も立て直す。その繰り返しの中で、身体は学ん
4月11日
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