挨拶は、療育トレーニングの最初の一歩である
- roughdiamondssince

- 1 日前
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練習は、最初の動きから始まるのではない。実はその前に、もう始まっている。相手の目を見て、声を出し、「よろしくお願いします」と伝えるその一瞬に、その人の姿勢も、集中も、場への敬意も表れる。技術を磨く前に、まず整えるべきものがあるのだと思う。
挨拶は、トレーニングの最初の一歩である
今日のトレーニングでも、最初に必ず確認したいことがある。
それは、レッスンメニューの内容や目的だけではない。
何のためにこの練習をするのか。
どういう状態を目指しているのか。
そして、その時間をどんな姿勢で始めるのか。
そのすべては、最初の挨拶に表れる。
「よろしくお願いします」
たった一言かもしれない。
でも、その一言をどう言うかで、その後の空気は大きく変わる。
声がしっかり出ているか。
相手に届く言葉になっているか。
体だけではなく、気持ちもその場に向いているか。
挨拶がしっかりしているだけで、場が締まる。
反対に、挨拶がだらっとしていると、その後にどれだけ良い練習をしても、どこか芯が抜けてしまう。
技術の練習に入る前に、まず姿勢が見えてしまうのだ。
挨拶は形式ではなく、その人が今この場にどう立っているかの表現である。
だからこそ、最初の一本の挨拶を大切にしたい。
ただ言えばいいわけではない。
なんとなく頭を下げればいいわけでもない。
相手に対して、場に対して、これから始まる練習に対して、自分の言葉でしっかり伝える。
「よろしくお願いします」
そして終わったときには、
「ありがとうございました」
これも同じくらい大事だ。
練習が終わった瞬間に、自分だけですぐ動いてしまうことがある。
終わったからもういい、という空気になってしまうことがある。
でも、その終わり方もまた、相手には印象として残る。
最後まで向き合っているか。
相手への感謝を言葉にしているか。
一緒に練習してくれたことへの敬意があるか。
そこまで含めて、ひとつのトレーニングだと思う。
「ありがとうございました」
この言葉を、ただの締めの合図にしない。
ちゃんとお礼として伝える。
その積み重ねが、練習の質をつくっていく。
普段のトレーニングの中では、どうしてもメニューや技術に意識が向きやすい。
何をやるのか。
どう動くのか。
どこを直すのか。
もちろん、それは大事だ。
でも、同じ練習をしていても、最初と最後の姿勢が違えば、受け取るものも変わる。
挨拶が整っている人は、練習への入り方も整っている。
終わりの礼が丁寧な人は、自分だけでなく相手との関係性も大事にできる。
技術は、そういう土台の上に乗っていく。
一度、実際にやってみるとよくわかる。
何も意識せずに、なんとなく「お願いします」と言って始める。
終わったらすぐに次の動きへ移る。
そのとき、相手にはどんな印象が残るだろうか。
逆に、しっかり目を向けて、声を出して、「よろしくお願いします」と伝える。
終わったら、動きを止めて、「ありがとうございました」と言う。
それだけで、場の空気は変わる。
これは礼儀の話であると同時に、集中の話でもある。
挨拶をすることで、自分の意識が切り替わる。
ここから始まる。
今から相手と向き合う。
この時間を大切にする。
そのスイッチが入る。
終わりの挨拶も同じだ。
練習をやりっぱなしにしない。
その時間を受け取り、相手に返す。
ありがとうございました、と言葉にすることで、経験がひとつ区切られる。
うまくなるための第一歩は、特別な技術ではなく、今いる場所にきちんと立つことなのかもしれない。
トレーニングでは、毎回いろいろなメニューを行う。
目的も違えば、意識するポイントも違う。
でも、どんな練習であっても、最初と最後に大切にしたいことは変わらない。
始まりは、しっかり挨拶する。
終わりは、しっかりお礼を伝える。
それは簡単なようで、毎回きちんとやるのは意外と難しい。
疲れている日もある。
気持ちが散っている日もある。
慣れてくると、つい流れてしまうこともある。
だからこそ、意識して整える必要がある。
「よろしくお願いします」
「ありがとうございました」
この二つの言葉を、毎回ちゃんと届ける。
それだけで、練習の入り方も、終わり方も、相手との関係も変わっていく。
トレーニングは、身体を動かす時間である前に、人と向き合う時間でもある。
そして人と向き合う時間は、いつも挨拶から始まる。
たった一本の挨拶を大切にすること。
そこに、その人の姿勢が出る。
そこから、良い練習が始まっていく。

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