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就労支援の先にある、働けてよかったと思える世界

何かを始めるとき、いちばん大事なのは「勝てるかどうか」ではなく、「それでもやる理由があるかどうか」なのかもしれません。制度が変わり、報酬が下がり、周りが慌ただしくなっていく中で、それでもつくりたい場所がある。働くことが、ただ生活のためだけではなく、その人の未来につながっていくような場所です。


2026年3月、もう一つ法人を立ち上げました。

会社の名前は、【株式会社connect】

この名前には、「つなぐ」という意味を込めています。みんなでつくって、みんなで分け合う。日本にいるダイヤモンドの原石のような人たちを見つけ、その存在を発信し、必要な場所へとつないでいく。

そんな会社をつくりたいと思いました。

そして2026年の秋には、就労継続支援A型・B型の事業所をつくる予定です。

今、就労支援の業界は本当に慌ただしい時期にあります。制度も変わり、基本報酬も見直され、新しく事業所をつくる人にとっては、決して追い風とは言えない状況です。

2026年6月からは、B型などの基本報酬についても、新しくつくる人は下げられると言われています。

でも、正直に言うと、そこは関係ないと思っています。

下がったって、やります。

これは、お金儲けのために始めるものではありません。もちろん、事業である以上、継続できなければ意味がない。そこで働く従業員の人たちが、きちんと暮らしていける給与水準は守らなければいけない。

でも、目的はそこではありません。

この分野は、単に利益を追いかける場所ではないと思っています。

つくりたいのは、未来です。

その未来に向かって走ろうとしている人たちと一緒に伴走すること。まだ自分の力に気づいていない人、社会との接点を探している人、働くことに不安や痛みを持っている人たちが、自分のペースで前に進める場所をつくること。

そして、その姿を企業の人たちにも見てもらいたい。

「あ、この人たちと一緒に働けるんだ」

「この人には、こんな力があるんだ」

「雇ってよかった」

「ここで働けてよかった」

そう思える接点を、ちゃんとつくっていきたいのです。

働くということは、ただ作業をすることではありません。

誰かに必要とされることでもあり、自分の力を少しずつ信じ直していくことでもあります。社会の中に自分の居場所を見つけていくことでもある。

だからこそ、就労支援は「支援」という言葉だけでは足りないのかもしれません。

それは、未来を一緒につくる仕事です。

制度がどう変わるか。報酬がどうなるか。もちろん、それらは現実として向き合わなければいけません。でも、それだけを見ていたら、本当に必要なものを見失ってしまう。

目の前にいる人の可能性。

その人の中にある原石。

まだ磨かれていないけれど、確かに光っているもの。

それを見つけて、つないで、社会の中でちゃんと輝けるようにしていく。

働く場所をつくることは、未来への通路をつくることでもある。

僕たちがやろうとしているのは、まさにそういうことです。

みんなでつくって、みんなで分け合う。

一人だけが勝つのではなく、関わった人たちが、それぞれの形で前に進めるようにする。利用する人も、働く人も、企業も、地域も、それぞれが少しずつよくなっていくような循環をつくる。

そんな世界を見たいのです。

「ここで働けてよかったね」

「出会えてよかったね」

「つながれてよかったね」

そう言い合える場所を、これから形にしていきます。

connect、始まりました。

 
 
 

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