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福祉施設開所に向けた覚悟

新しい始まりの前に

何か大きなことを成し遂げようとするとき、私たちはしばしば二つの感情の間で引き裂かれます。一つは、未来への揺るぎない希望。そしてもう一つは、足元が崩れ落ちるかもしれないという静かな恐怖です。その緊張感の中で、私たちは夢を語り、覚悟を決め、ただひたすらに準備を重ねます。それは、まだ見ぬ誰かの期待に応え、自分の言葉に責任を持つための、孤独で誠実なプロセスなのかもしれません。


銀行から融資が通った、という一本の連絡。その知らせを聞いた瞬間、心が震えるほどの喜びがこみ上げてきました。もちろん、これは私一人の力で成し遂げたことではありません。本当に多くの方々が力を貸してくださり、ようやくここまでたどり着くことができました。

この融資決定をもって、就労継続支援A型・B型事業所の開設に向けた計画が、8月から本格的に動き出します。事業所の指定申請書類は、すでに完璧に準備が整っています。私はもともとすごく心配性なので、担当者の方と何度も事前相談を重ね、「この書類で本当に問題ないか」「不備はないか」と、壁打ちのように確認を繰り返してきました。

書類そのものは、もう間違いない。でも、大切なのはそこからです。提出する際、受け取る相手が少しでも見やすいように、チェックリストの順番通りに書類をファイリングし、綺麗に整える。その一手間を惜しまないように、今、最終チェックをしています。「ああ、すごく丁寧で分かりやすい」と相手に思ってもらえること。見えない相手のためにできることを想像し、実行する。その姿勢が、信頼の第一歩になると信じています。


正直に言うと、もし融資が通らなかったら、自腹でやる覚悟でした。それくらいの覚悟がなければ、この挑戦は始められなかったのです。銀行の方との面談、信用保証協会の方との面談。自分がどんな人間で、どんな事業計画を持っていて、それを最後までやり遂げる力があるのか。そのすべてを、厳しい目で見られていることは重々承知していました。

だからこそ、承認の連絡が来るまでは、心のどこかでずっと不安でした。私にできることは、夢を語ること、そして覚悟を示すことだけ。正直、ずっとビビっていました。毎回そうです。「きっと大丈夫だろう」なんて楽観的にはなれず、ただひたすらに、できる限りの準備を重ねるだけでした。

その努力が認められたという事実は、言葉にできないほどの喜びです。2026年6月29日、2020年に掲げた計画が、ついに現実としてスタートラインに立ちました。私の事業所に「通いたい」と言ってくれる利用者さんたちの顔が目に浮かびます。その期待に応えなければなりません。


これからは、ただ夢を見るのではなく、目標を達成するために行動するフェーズです。夢の解像度を上げ、具体的な一歩一歩に変えていく。そんな決意を胸に、これからの日々を全力で駆け抜けていこうと思います。

 
 
 

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